- 詞：菅澤邦明 2001
- 曲：川上 盾 2001
1. 光はのぞみ いのち輝き
闇は悲しみ 暗く冷たく
光はのぞみ 闇は悲しみ
それぞれにそれなりに
雨は洗い 大地うるおし
風は舞い いのちを運ぶ
雲は流れ 空に踊る
それぞれにそれなりに
（くりかえし）
カントオロワ ヤクサクノ
アランケプ シネプカ イサム
神の与えたすべてのものは
あるがままで美しい
2．鳥ははばたき 愛をさえずり
魚はむらがり 水面をゆらす
けものは走り いのちむさぼる
それぞれにそれなりに
人は笑い 人は泣き
人は歌い 人は怒り
人は女 人は男
それぞれにそれなりに
（くりかえし）
□ 作者より
豊かな自然の営みと意味を、“創られたもの”として、伝え続けてきたのがアイヌ民族です。創造物語の、「神の創ったすべてのものは、あるがままで美しい」を、アイヌの言葉で始めたいと、故・萱野茂さんに直接電話をして、教えてもらいました。
「カントオロワヤクサクノアランケプシネプカイサム（天から下されたものに、役目のないものはない）」（菅澤邦明）
『２００１年兵庫教区教会とこどもセミナー』のテーマソングとして、菅澤さんが詩を書き、僕が曲をつけたものです。菅澤・川上合作のオリジナルＣＤ『いのちのうた』の冒頭を飾る歌です。（川上盾）
□ 歌い方のポイント
“日本伝統のロックン・ロール”である“エンヤトット”のリズムをイメージして曲作りをしました（アイヌの人たちのリズムではないかも知れませんが...）。岡林信康が盛んにやってますね。「ドンドドッド、ドンドドッド」というタイコのリズムと合わせて歌うと、よりノッてきて面白くなりますよ。（川上盾）
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