- 詞:川畑聖司 2008
- 曲:牛嶋敦子 2008
1.兄に憎まれ 追い出されても
荒れ野の穴に 投げ込まれても
夢のことばに その身を託す
ヤコブの息子 その名はヨセフ
2.縄でしばられ 売られたときも
エジプトに行き 奴隷となるも
夢のことばに その身をゆだね
主のお守りを いつも信じる
3.夢解き明かし 評判になり
王様の前 引き出されても
ファラオの夢を 解き明かしつつ
神の正義を 伝えるヨセフ
4.神の守りで いつか家族と
再会できると 夢を見ていた
その夢かない 家族と再会
エジプトで皆 平和に暮らす
□ 作者より
神さまへの感謝・讃美だけでなく裏切り・謀略・ねたみ・殺人まで出てくる旧約の聖書物語。このような物語に登場する人物の嘆き・悲しみ・喜びを歌うのには演歌のどことなく影のあるようなメロディーががぴったりのようで、演歌というのはおもしろいジャンルかなと思います。
演歌で讃美歌、というのは違和感があるようで、でも実は日本人には歌いやすくあっているようにも思います。演歌のサビとしてはやはり色恋があったほうが良いような…との声もありましたが、これはまた次回作にしたいと思います。(川畑聖司)
私は教会を通して、野宿生活をなさっていらっしゃる方々とのかかわりがあります。炊き出しの現場や教会にシャワーや昼食に来られる方々との交わり。そこでは、機会がある毎に演歌が好んで歌われます。
礼拝で多く用いられるのは欧米のクラシック調の曲ですが、どんな人生も愛をもってつつんでくださる神様にナチュラルに向き合えるとしたら、日本人の心は演歌ではないでしょうか。私はメロディーメーカーなので、すばらしい歌詞に出会わせていただいたことを感謝しています。(牛嶋敦子)
□ 歌い方のポイント
冒頭から前半にかけて、キーは低めですから、どうぞ自由に地声で想いを込められたらと思います。そして後半のサビ。最後は、おできになる方は、ぜひ小節(こぶし)とともに「ヨセフ」の名前を絶叫されると格好良いかと思います。(牛嶋敦子)
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