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  • 詞/曲:川上 盾 2009

1.過越の夜に
      小さないのちが消えた
  なにも知らないまま
      誰も知らないうちに
  小さないのちが
      夜のかなたで消えた

2.クリスマスの夜に
      小さないのちが消えた
  なにも知らないまま
      誰も知らないうちに
  小さないのちが
      夜のかなたで消えた

3.争い、戦争、
      いじめ、差別、暴力
 誰も望まないのに
      どうして終わらないのか
  小さないのちが
     今日もどこかで消えた

4.キリストの愛が
      隔ての垣根を砕き
  和解の道を開き
      憎しみ越えるように
  いのち守るため
      共にいのち祝うため 

(おわりに) 小さないのちが 明日もめざめるように



□ 作者より
「これさん歌集」第一集に収録された「こんなに楽しいクリスマスに」と重なるコンセプトの歌です。「こんなに…」は、ヘロデによる幼児虐殺を歌ったものですが、この歌の歌詞を眺めていてある日ふと気になることがありました。「出エジプト記の過越の出来事はイスラエルにとって大いなる救いの物語だけど、エジプトの母たちにとってはどうなんやろう…?」。そう言えば、エジプト人の立場に立って過越の物語を考えたことがなかったなぁ…と気付かされました。そんな体験から生まれた歌です。(川上盾)

□ 歌い方のポイント
あまり楽しい歌ではありません。しっとりと、語りかけるように歌って下さい。4節の歌詞は、希望へ向かうメッセージです。ここは少し明るく歌いましょう。(川上盾)


●(サンプル音源は準備中です。しばらくお待ちください)