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  • 詞:柳谷雄介(新生釜石教会牧師)

1.歌でお腹は膨れない 歌でお腹はふくれない
  そのとおり 確かにそのとおり
  でも いっしょに歌ってみないかい
  心がいっぱいに満たされるかもしれない

2.歌で電気の灯(あかり)はつかない 歌で電気の灯はつかない
  そのとおり 確かにそのとおり
  でも いっしょに歌ってみないかい
  心がぽっかり明るくなるかもしれない

3.歌でがれきは片付かない 歌でがれきは片付かない
  そのとおり 確かにそのとおり
  でも いっしょに歌ってみないかい
  心がすっきり洗われるかもしれない

4.歌では家は建てられない 歌では家は建てられない
  そのとおり 確かにそのとおり
  でも いっしょに歌ってみないかい
  心と心が きゅっとかたく結ばれる

5.歌うだけでは報われない 時にはそんなこともある
  泣いてもいい くじけたっていい
  そんな気持ち そのまま歌うんだ
  きっと誰かが受け止めてくれる

6.歌では津波は止められない 誰も津波を止められなかった
  そのとおり 確かにそのとおり
  だから いっしょに歌ってみないかい
  ララララ~



□ 作詞者より
震災後の4 月1 日、不来方(こずかた)高校音楽部が釜石市にある避難所を訪問して歌声を披露してくれました。コンサートを聴きながら「歌よりもがれき片付けが大事だろう」などという気分もあったんですが??○×△!!知らないうちに涙腺が緩んできて、ポロポロポロと流れるものが・・・。やられちゃいました。やっぱり歌はいいですね。 (柳谷雄介)

□ 歌い方のポイント
避難直後からの時間の流れがストーリーになってます。食べ物がなかったとき、電気のあかりがなかったとき、瓦礫がかたづかないとき。歌や音楽は無力なようで、心を変えていく。それでも、本当に報われないときもあります。そんなときは、泣いてもいい、くじけてもいい、弱い自分を救い主が支えてくれる(5 番)。
最後はスケールの大きさを感じてみましょう。津波の前で人間は無力でした。釜石湾を守っていた世界一の堤防をもってしても、誰も津波を止められませんでした。
「だから」歌や祈りや信じることの意味に気づいていきたい。そんな願いがこめられています。 (柳谷雄介)

□ 作曲者
01・02 柾野武張(石川正信)・・・・・・「これさん」メンバー。
03 川上ゆり子 ・・・・・・「これさん」メンバー。
04 大和田広美 ・・・・・・ 横浜・本郷台キリスト教会員。震災後、新生釜石教会でボランティア活動を行なう。



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