- 作詞:篠原節子 2009
- 作曲:平良愛香 2009
1.北と南の人たちが
互いに手を取り握手する
そんな日が来てほしいから
神さま、み前に祈ります
ここは北との境界線
パンムンジョム(板門店)の地に立って
北を見ながら祈ります
2.北と南の人たちが
互いにゆるし ゆるされる
そんな日が来てほしいから
神さま、み前に祈ります
トラサン(都羅山)駅のホームから
列車が北へと走る日の
来ること信じ祈ります
3.北と南の人たちが
互いに平和を祈り合う
そんな日が来てほしいから
神さま、み前に祈ります
北から南へ流れてる
イムジンガン(臨津江)の流れ見て
平和運べと祈ります
□ 作者より
2008年11月3~6日、私は所属の埼玉県・鴻巣教会が属している関東教区と韓国基督教長老会京畿中部老会との交流で、15名の牧師・信徒の一人として韓国を訪問しました。10年前に夫と初めて訪ねて以来2度目の韓国旅行で、現地の教会数ヶ所や神学大学を駆け足で訪ねる忙しい日程でした。そんな中で2日目にパンムンジョム(板門店)に入ることができ、北と南の境界線に立って北の建物や山々を間近に見た時は、心を強く揺さぶられました。その思いが祈りとなって生まれてきたのがこの曲の歌詞です。
当ネットの夏合宿に提供した時は2節まででしたが、9月になってイムジンガン(臨津江)を入れた3節ができました。今年も昨年の「サマリア人に出会った」に続いて平良愛香さんが素敵な曲を付けてくださり、心から感謝しています。韓国の教会で熱心に祈られていた平和統一の願いを覚え、平和の祈りをもって歌って欲しいです。(篠原節子)
この歌詞がネットで発表されたとき、「これはどうしても歌として発表してほしい。是非誰かに曲をつけてほしい」と思っていました。アジアが平和になるためには、日本が軍備を放棄するだけでなく、今戦闘状態にある朝鮮半島の2つの国の和解のために、本気で祈り、何が出来るかを考えなければならないと普段から考えていたからです。合宿のときにまだ曲がついていないことを知り、頭の中にあったリズム、メロディーを元に、夜のうちに書き上げました。(平良愛香)
□ 歌い方のポイント
朝鮮半島の民謡をイメージして3拍子にしましたが、ワルツではありません。メロディーは楽譜どおりですが、伴奏のリズムはチャンゴ(朝鮮半島の太鼓)をイメージして「タン、タタン、タン」と刻んでみてください。(平良愛香)
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