- 詞:川畑聖司 2010
- 曲:牛嶋敦子 2010
1.今でも 私 思い出すのよ
不思議な夜の 出来事を
あの日 御使い 私に告げた
あなたは 神の子を産むのです
わたしはマリア マリア マリア
神の言葉を 信じます
2.それまで私 普通の少女
神様信じて いたけれど
救い主を 産むなんて
無理よ とても信じられない
わたしはマリア マリア マリア
未婚の母に なるなんて
3.突然 母に なると言われて
何てヨセフに 告げようか
別れ話も 覚悟はしたが
神様信じて 言うしかないわ
わたしはマリア マリア マリア
愛する人は ヨセフだけ
4.二人で行こう ヨセフは言った
神様信じて 生きようと
何があっても 一緒にいると
そんなあなたに ついて行きます
わたしはマリア マリア マリア
神様だけを 信じます
□ 作者より
降誕物語に登場するマリア。まだまだ若い一人の少女が、突然天使から運命を告げられ、劇的に人生が変化していきます。「一人の若い少女」から「幼い救い主を守る母へ」
おそらく、まだ二十歳にもならないマリアが、自分の運命を素直に受け入れることができたのか、本当のところはどうなんでしょうか。マリアのつぶやきをのぞいてみたい気がします。想像すると、こんなつぶやきかも…。
「思えば、この1年不思議なことばかり。
天使が現れ、神の子を産むことを告げたかと思うと、旅の途中、
それも馬小屋での出産、そして両親の元に戻ることもなくそのまま
エジプトへ。あんまりだわ。
でも、静かに眠るイエスの横顔を見ていると、つい涙がこぼれそうになるの。
この子を待っている運命はどんなのかしら、と。
せめて、夫のヨセフだけは私のこんな気持ちをわかってほしいのに。
口を開けば、やれほんとうのことを教えろとか、父親は本当は誰だ、
とかばっかり。
そんなことでは、この後の聖書の物語には登場できないわよ」(川畑聖司)
□ 歌い方のポイント
とまどいの中にも信仰に生きるマリア。決意と夫への愛、母としての愛を歌いこんでください。「女」の気持ちを感じてみてください。これも、なつかしの歌謡曲「瀬戸の花嫁」調で(牛嶋敦子)
●(サンプル音源は準備中です。しばらくお待ちください)